肉食社長の独り言 2015年3月30日 いまだに駄目なもの

この6月で私タイでの生活がまる12年になります。
2回のクーデターとリーマンショックに大洪水といろいろありましたがなんとかここまで来れました。
来たばかりの頃の暮らしと今とを較べると雲泥の差です。

インターネットはダイヤルアップでしたし、日本のテレビはビデオテープをレンタルで。
デパートはエンポリかセントラル、場合によってはロビンソンでフジスーパーは1号店だけでした。
こうして見るとこの10年あまりでタイもずいぶん変わったんだなあなんて感慨に耽りましたが、
ありましたよ未だに変わってないもの。

電気のタップ(コンセント)です。
2〜3個の接続のできるやつです。
プラグの先っぽが丸かったり平べったかったり、二つだったり三つだったり。
確かに日本の1種類に較べて難しいのでしょうが、とにかく未だにダメですね。
新品買っても接触悪く点いたり点かなかったりの微妙な角度を調整なんてことを未だにやります。

構造的にはごく単純なものですから、おそらくはプラグの先端形状に合わせた接触端子(メス側)がやりづらいんでしょう。
タップの場合単に接触するだけでなく、その後抜けないように保持しなくてはなりません。
プラグ先端部を挟み込んで抜けないように押さえ込むだけの力が必要ですが、
タップ側は薄い金属板を曲げただけの部品がプラグ先端部の厚みより多少狭い隙間で待ち構えているだけです。
円筒の先端部と平たいタイプで違う厚みに対応するには不十分な構造です。
それに元々の素材の悪さや組立のバラツキも加わって、買ったときから接触不良なんてことはざらです。

ダメなこと分かっているので最近では全く気にしなくなりましたけど、それにしても誰もが困っているはずです。
プラグ形状の統一化とか多少の手間かかってもがっちりホールドできるタイプとか、
良いもの作れる日系企業の皆さん開発してもらえませんかね。
多少高くても買うと思うんですけど・・・